200年を超える伝統と革新。
美しいアネモネのボトルと、洗練された味わいの、
「フルール・ド・シャンパーニュ(シャンパーニュの華)」。
1811年、シャンパーニュ地方エペルネ市に創設された「ペリエ・ジュエ」。
ピエール・ニコラ・マリー・ペリエと、その妻アデル・ジュエによって、
丁寧につくられた芸術的なシャンパーニュは、たちまち評判になりました。
1902年には、 現在はペリエ・ジュエのシンボルとなっている、
アネモネの花のボトルが誕生。
3代目アンリ・ガリスが、アールヌーボーの巨匠エミール・ガレに、
ボトルデザインを依頼したものです。
そのシャンパーニュは、第一次世界大戦の混乱を受けて封印、
戦後の1964年に発見されることとなるのです。
そして、新たなヴィンテージ・シャンパーニュ「ベル・エポック」として復活を遂げました。
創設当時からヴィクトリア女王、ナポレオン三世といった各国の王族や、
グレース・ケリーをはじめとする世界中のセレブリティたちにも愛されてきたペリエ・ジュエ。
その200年の華々しい歴史をいまに受け継ぐのが、
7代目セラー・マスターであるエルヴェ・デシャン。
ペリエジュエの精神である、「革新をつくり続ける」という伝統を
守りながら、世界中から支持を得るシャンパーニュを造っています。
ペリエ・ジュエの3代目社長、アンリ・ガリス氏が生きた19世紀前半は、
「ベル・エポック(美しき優雅な時代)」と呼ばれる、パリの最も華やかな時代でした。
それは同時に、良質な芸術性が求められたアール・ヌーヴォーの時代でもありました。
そんな中、ガリス氏は友人であったエミール・ガレにボトルのデザインを依頼したのです。
しかし、完成したボトルを見ることなくガレは他界。
そして第一次世界大戦の勃発によって、このボトルは忘れ去られていきました。
ガレの死から60年後、
当時の社長らはセラーの奥に眠る美しいデザインのボトルを発見、その美しさに感銘を受け、
ボトルにふさわしい、最上のシャンパーニュをつくることを決意したのです。
美しいデザインは「フルール・ド・シャンパーニュ(シャンパーニュの華)」と称されるほど。
100%グラン・クリュのブドウで、コート・デ・ブラン地区のシャルドネと、
モンターニュ・ド・ランス地区のピノ ノワール、
ヴァレ・ド・マルヌ地区のピノ・ムニエを使用しています。
こちらはアネモネの華があしらわれた優美なグラス付きの特別セットです。
2008年のシャンパーニュは、ワインスペクテーターの
ヴィンテージチャートで92点を獲得している魅力のグレートヴィンテージ 。
夏は涼しく穏やかな天候が続いたことで、果実はゆっくりと理想的な成熟を迎えました。
フレッシュさといきいきとした快活さ が魅力的で、
酸味はしっかりしていますがよく馴染んでおり、
良年ならではの熟成のポテンシャルを持ち合せています。
輝きのある黄金色と立ち上る繊細な泡立ちが美しく、
洋ナシや白い花などの、芳醇でいながらデリケートなアロマ。
軽やかでフレッシュ、ミネラルも感じられる複雑味のある味わいが広がります。
しっかりとした骨格と、いきいきした酸味の絶妙なバランスが、
調和とエレガンスを造り出している繊細なシャンパーニュ。
完璧なバランスを誇る、まさに芸術品です。
ブドウ品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ
評価:ワインスペクテーター誌にて94点獲得。
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。